ACCORDIONS WORLDWIDE "The Squeeze"
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98年10月9日
- 世界各国からの週刊アコーデオン情報 -
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編集者のメモ

新たにオンラインになった アコーデオン電話帳 のデーターベースに、ある種のウィールスが感染した模様です。皆様にはご理解とご協力を頂きありがとうございました。まだ、問題があるようであれば、 email で知らせて下さい。

当社の1周年を祝っての、祝電 email をたくさんの方から頂き、ありがとうございました。今年は形式的な祝賀会は設けておりません(多忙のため)ので、世界からの便りが何よりうれしいです。

Wayne Knights Web製作者


ニュース
またまた Jerome Richard の優勝・・・フランス
ボストンで Swingalicious の夕べ・・・米国
奇品を入手・・・英国
Mika Vayrynen が"Partita"を録音・・・フィンランド
アコーデオン奏者に表彰・・・ニュージーランド
大好評の二重奏組・・・南アフリカ
アコーデオン奏者が "Cinema"を開業・・・ドイツ
「Flying Scotsman」のコンサート・・・英国
メイシ国際アコーデオン祭・・・中国
Lips のアコーデオン講習・・・オランダ
デンマークのアコーデオン・ロック
Gary Dahl の編集による11冊のアコーデオン本・・・米国
雑誌 "Accordo" の初刊発行・・・ベルギー
Josef Karle 氏が 36年の任務を退く・・・ドイツ
アコーデオン奏者の結婚式・・・イタリア
奇術のアコーデオン祭・・・フランス
60周年記念コンサート・・・ドイツ
創立35周年記念コンサート・・・日本
アコーデオン奏者が劇場で演奏出演・・・オーストラリア
Tianjing のアコーデオン奏者が上位を奪う・・・中国

またまた Jerome Richard の優勝・・・フランス

Jerome Richard 記事 Frederic Deschamps

第4回 Tremplin Prestige Hohner 大会の、資格試験部門が、9月27日に Doubs にある Pontarlier にて行われた。主催は APH の教師 Michele Chabod であった。 Jerome Richard は Tremplin 部門優勝を遂げ、連続4つ目の優勝となった。他3つは、Coupe Mondiale, Klingenthal 並びに Michele Boudet トロフィーである。

この大会では、若手アコーデオン奏者が、舞踊会の中で、ドラムか、オルガンのリズムをを添えて演奏するという設定だった。競技の善し悪しの選定も、音楽的才能に限らず、リズムの応用、ステージ技法、プログラムの運びかたなども考慮に入れられた。

大会受賞者:
Daniel Menetrier (Tremplin Prestige ジュニア部門優勝)
Benoit Chabod (Pre-tremplin 部門優勝)
Jerome Richard (Tremplin Prestige 部門最優秀賞)

一般選考による特別賞は、ジュニア部門でも優勝した Daniel Menetrier の手にわたった。会場は満席で、競技大会、午後のダンスと聴衆も楽しく参加し、続く、独奏者のコンサートでは、Jerome Richardが, 大会の演奏曲を弾き、97年度の Tremplin Prestige 最優秀賞受賞者の Alexandre Leauthaudも出演した。


ボストンで Swingalicious の夕べ・・・米国

Phoebe Legere アコーデオン奏者 Phoebe Legere が、"Swingalicious" の夕べを、ボストンにある "Mama Kin" にて、10月23日に開催することになり、スイング調のアコーデオン奏曲2セットを披露してくれる。この中には、製作中のアルバムに吹き込んだ、オリジナル・ソング "Swingalicious"もあり、エンターテイメンとたっぷりだ。Phoebe は、スイング・ホーンを使った、機知に富んだ、テンポの速い曲で East Village の愛と生活を描いた。

批評家によると「Phoebe は、美貌と、才能と、性的魅力を備え、地味なピアノ、アコーデオン、ピンクのギターでさえ、彼女が演奏すると、揺れ、響き、震えはじめる。」という。

Phoebe は、最近、新CD "Last Tango in Bubbleland"を出した。


奇品を入手・・・英国

Lachenal Accordeaphone Chris Timson が、希で変わった楽器を入手した。楽器名は「Lachenal Accordeaphone」。世界中で今日、この類のコンセルティーナは、8台しかないと推測されている。3台は、所在が確認されており、どれも質が保たれ、音も出、木工が施され、リード(舌)もしっかりしている。

Chris は、1935年から 36年にかけて、アコーデオン製造業との競争から、変形楽器を作るに至ったのではないかと想像している。「発想としては、イギリス特有のコンセルティーナをアコーデオンの音で作ることだったと思われる。各音階に3つのリード(舌)がはめられている。ただ、コンセルティーナ製造者であるため、巨大なコンセルティーナに仕上げ、アコーデオン用の適切な技術や、格安な材料を使わなかった。そのため、1台を作のにも、多大な資金を要したであろうし、材料費も元が取れなかったに違いない。」

Chris の入手した楽器は、両側の格子細工に「Accordeaphone」と彫刻され、前面には、"Sid Ive"という名前が絵の具で描かれてある。ケースに入っていた名刺には、"Sid Ive, English Concertina, 110 Gladstone Avenue, Wood Green, N22"と、名前、職業、住所が記されている。Chris は、この初期の所有者についての情報を集めているので、どなたか Sid Ive さんをご存知の方は、下記へ email を頂けると幸いである: chris@harbour.demon.co.uk


Mika Vayrynen が"Partita"を録音・・・フィンランド

記事 Christine Adams

10月26日に、アコーデオン奏者 Mika Vayrynen (フィンランド)が、"Partita" と "Summer Pictures" (Matti Murto 作)2曲を、国立放送局にて録音する。Vayrynen は、"Partita"の初公開を Lahti 国際オルガン祭で、8月4日に開いている。発行元は Edition Modus-Music で、99年の春に出る。

詳しくは email で: mika.vayrynen@pp.inet.fi


アコーデオン奏者に表彰・・・ニュージーランド

Scroll of Honour 記事 Wayne Knights

10月6日(火)、ニュージランドの娯楽業会に与えられる、毎年恒例の Benny 賞の表彰式が、ニュージーランド・バラエティー・アーティスト・クラブにて行われた。

この名誉高い一晩がオークランドを会場にし、多数のニュージーランドのトップ・エンターテイナーによる賞の授与が行われた。(亡き)Alan と Marie Jones と、3人の子 Harley, Heather and Maurice の全一家に、Merit Award が授与された。これは、アコーデオン業界への貢献に対するもので、有名なアコ・エンターテイナーで、87年の Benny 賞受賞者でもある Silvio de Pra の手で渡された。当社社長である Harley Jones は、あいにくにも、海外で国際競技大会に参加中で、出席できなかった。

最高 Benny 賞は、ニュージーランドの有名オペラ歌手である Malvina Major 貴婦人に送られた。彼女の音楽活動の中には、アコーデオンも含まれるそうだ!


大好評の二重奏組・・・南アフリカ

記事 Amarillie Ackermann

9月25、26日に、アコーデオン奏者 Sergio Zampolli (南アフリカ) と、ピアニストの Rocco de Villiers が、人気コンサートを "Aardklop"芸術祭で披露した。場所は、ヨハネスバーグ近くの Potchefstroom で、両晩とも 160人を超える聴衆を集めた。この二重奏組は、Bloemfontein, Grahamstown, Johannesburg での最近の公演や、ラジオ、テレビでのインタビューなどから、南アフリカでは、大好評を受けている。彼らの幅広い演奏には、Astor Piazzolla 作の「Anos de Soledad」や「 Oblivion」、また、Camilo 作の "Suite Sandrine"からのテーマ曲の他、二重奏、独奏による南アフリカ民族曲も含まれる。

同二重奏組は、ヨハネスバーグでの "Jazz for You"フェスティバルで、11月15日から20日まで演奏を予定している。

詳しくは email で: duo2000@global.co.za


アコーデオン奏者が "Cinema"を開業・・・ドイツ

Cinema Opening 記事 Intermusik 新聞より

10月18日、アコーデオン奏者 Jens Schneiderheinze は、パートナーの Thomas Behm とともに 新しい芸術 "Cinema"を Munster に開業する。この映画館の隣は、コーヒーショップと、レストラン "Garbo"がある。改築後の映画館では、芝居ステージや、音楽演奏もできる大ホールが設けられている。Schneiderheinze 氏は、ロシアのアコーデオン奏者を開会式のゲストとして招き、エンターテインを施した。


「Flying Scotsman」のコンサート・・・英国

記事 Christine Adams

Gary Blair が、Anita のアコーデオン団 (Bradford 在)と、他の楽器演奏との共演で、コンサートを 9月26日に 北ヨークシャーの Glusburn Institute で開いた。チケットも売り切れになる大人気であった。Gary は、ドラムの Rodney のバックアップで、カナダの活発な舞踊曲(リール)や、スコティッシュ・ワルツ、American Express, スコットランドとアイルランドからのジグ(4分の3拍子の快速ダンス), Flying Scotsman や、一緒に歌うシング・アロングを披露した。


メイシ国際アコーデオン祭・・・中国

記事 Li Cong

98年度 "メイシ・トロフィー大会"、又の名を 国際アコーデオン祭 が、9月28日に Chengdu で始まった。国内大会(9月28日から10月2日まで)と、国際大会(10月3日から5日まで)の2部門からなり、200人を超えるアコーデオン奏者が競技に参加した。国際部門の審査員には、Walter Maurer (オーストリア), Elsbeth Moser (ドイツ), Joan Cochran Sommers (米国), Guy Vivier (フランス), Wu Shou Zhi (中国), Wan Yu Ping (中国), Zhang Zi Min (中国) 各位、他があたった。

この大会のスポンサーである Meishi Electric Power Group Ltd の社長である Ma Jian Yi 氏は、US$15,000 を賞金として寄付した。


Lips のアコーデオン講習・・・オランダ

記事 Dr Herbert Scheibenreif

Groningen 音楽学校 (オランダ) に、新しいアコーデオンの講習が設定され、マスタークラスの Friedrich Lipsが指導にあたることになった。9月に始まり、年に4回の開講がある。Friedrich Lips は、演奏発表の場で、Roman Ledinov 作の "Pictures of landscape" の初公開と、"ファンタジー ニ短調" (W.A. Mozart 作) 、 "River of Love" (A. Rjabov 作)などを弾いてくれた。


デンマークのアコーデオン・ロック

記事 Mette Kathrine Jensen

11月20日に、フォーク、ロックバンドの "Cornucopia" が、他のアコーデオン、フォークバンド6団とともに Aagaard Forsamlingshus にてコンサートをすることになった。"Cornucopia"は、15歳から27歳の9人の演奏者からなるグループで、デンマークの伝統的音楽や、フォークミュージックを、独自に編曲して演奏している。

同団は、数々のアコーデオン祭や、誕生会、収穫祭、民族祭りなどで演奏活動をしており、現在、最初のCDを製作中である。

詳しくは email で: metkath@hotmail.com


Gary Dahl の編集による11冊のアコーデオン本・・・米国

米国の Mel Bay Publications は, Gary Dahl と契約を結び、Gary のCDからの曲を含む編集本を11冊、アコーデオン演奏用に出版することになった。現在編集に使われているのは、"Jazz Accordion Solos" や "French Tangos" などのCD と、zydeco 音楽家 Clifton Chenier の録音を編曲したものがある。CDの15のトラックを10にまとめた編集版が、Chenier バンドの演奏で録音された。

1999年には、Mel Bay は "アコーデオンによるイタリア音楽"を発行する予定だ。この本は、Nessun Dorma や O Mio Bambino Caro などのポピュラーな旋律を綴ってあるのが特徴だ。99年版には、15の ルイジアナ・ケイジュン・クラシック(同名のCDより)と、15の Tex-Mex クラシック(CDより)もはいっている。

99年後半から 2000年にかけては、"弾き方の習得"教本や、Cajun、Zydeco, Tejano, ラテンタンゴ, 人気ラグの曲を集めたラグタイム集、お気に入りクラシック集、讃美歌、聖歌などの本や、和音と節の論理教本などの製本も予定している。

詳しくは email で: garydahl@webtv.net


雑誌 "Accordo" の初刊発行・・・ベルギー

記事 Joeri De Jongh

ベルギーのアコーデオン雑誌 "Accordo" の初刊試読版が、フランス語と英語の翻訳付きで、ベルギー、ヨーロッパにて配られた。記事には、Dranouter フォーク・フェスティバルでの Maria Kalaniemi との記者会見や、ベルギーのアコーデオン製造社である Louis Spagna のレポート、世界のアコーデオン雑誌についての情報、8月に他界したアコーデオン奏者の Hector Delfosse の編集などと、広告欄や、コンサート・カレンダーも載っている。雑誌の評判は良好。編集者は、今後の質向上を図るため、アコーデオン奏者の皆様からの御意見を募っている。

一般への初刊発行は、来年の1月を見込んでおり、文通者募集覧や、世界からのアコーデオン奏者の手紙掲示板なども加わる。詳しくは文書で下記の住所へ: Accordo vzw, Postbus 86, B-2900 Schoten, Belgium, Europe


Josef Karle 氏が 36年の任務を退く・・・ドイツ

記事 Uli Ebner

ドイツ Harmonika 協会(DHV)の, Dreilanderecke 地域の会合で、会長の Josef Karle は来年度の会長選には立たない旨を示した。過去36年、Josef Karle は同会の委員会活動に貢献してきた。準会長を14年間、会長に任務して22年を勤めてきた。

Josef Karle には、DHV の秘書 Arnold Kutzli により、会への貢献を称えた感謝賞が授与され、Dreilanderecke 地域の名誉会長に任ぜられた。Josef Karle は AO Inzlingen の委員会でも活躍しており、39年の経歴を持っている。


アコーデオン奏者の結婚式・・・イタリア

Paolo Picchio and Bride Silena Cingolani Capomagi 記事 Holda Paoletti-Kampl

著名アコーデオン奏者の多くが、Citta di Castelfidardo の国際大会と Astor Piazzolla 賞大会に参加するより、数日早くCastelfidardo に到着し、Paolo Picchio (催し物芸術監督) と Silena Cingolani Capomagi との結婚式に出席した。結婚式は Osimo の Basilica S.Giuseppe da Copertino にて行われ、Milonga 四重奏団による演奏があった。披露宴は伝統的な昼食形式で、"Tre Querce"ホテルにて催され、続いてコクテル・パーティーとコンサートが、Luciano Biondini, Renzo Ruggieri、 Cesare Chiacchiaretta などの音楽家の生演奏の中、繰り広げられた。


奇術のアコーデオン祭・・・フランス

Marielle Roy記事 Frederic Deschamps

9月13日、会長 Lucette Landais、顧問 Jean-Luc Amiard (APH 登録教師)の率いる Association Musicale du Sud-Saumurois (Sud-Saumurois 音楽協会) が、第3回アコーデオン祭を Maine et Loire 地方にある Arenes de Doue-la-Fontaine にて行った。

Hohner 社芸術家チームからの Marielle Roy, Jerome Richard、 Frederic Deschamps, 並びに Emorine と Schbanov の二重奏組(敬称略)などの演奏で、場が盛り上がった。Hohner 社のアコーデオンのデモンストレーションは、見事な Foullon 洞窟の設定の中行われた。舞踊会は、Marc Pascal, Mickael Larcange、 Domi Emorine が担当し、午後の締めくくりに一味加えていた。


60周年記念コンサート・・・ドイツ

記事 Michael Dathan

10月18日、Bickenbach アコーデオン・オーケストラは、60周年記念コンサートを Bickenbach にある Bickenbach Burgerhaus にて開催する。出演は、Bickenbach アコーデオン・オーケストラとアンサンブル, 並びに Pfungstadt アコーデオン協会からのゲスト演奏がある。同晩のハイライトは Paul Kuhmstedt による "アコーデオン・オーケストラと打楽器を使った音楽" を計画している。

詳しくは email で: dathan@dialup.nacamar.de


創立35周年記念コンサート・・・日本

記事 加藤徹氏による

11月29日(日)に、「東京労音アコーディオン研究会・創立35周年記念」コンサートが、午後2時より、北とぴあ・つつじホール(JR京浜東北線/地下鉄南北線王子駅より徒歩2分)にて開催される。問い合わせ先: +81-45-861-1654 浜名さんまで


アコーデオン奏者が劇場で演奏出演・・・オーストラリア

アコーデオン奏者 Elizabeth Jones (シドニー)が、ニュータウンにできた新劇場で、「勇気ある母と子供たち」(Brecht 作)を、9月5日から10月24日までのプロダクションの一環として演奏している。Elizabeth は、他にも、Woolloomooloo にある Old Fitzroy 劇場で、9月29日から10月18日まで、"Three Maids" に30分の演奏出演もしている。

これら劇演奏に加え、Elizabeth は、ニュー・サウス・ウェールズ音楽学校にて、Hindemith Kammermusik No.1 を 9月29日に披露した。共演には、20世紀の音楽を専門とする、シドニー・オーケストラや、オーストラリア・オペラ・オーケストラからの演奏者を交えた、"アンサンブル Antartica" 団があたった。次の日30日も、同じ曲で演奏をし、ABC ラジオ局で放送された。


Tianjing のアコーデオン奏者が上位を奪う・・・中国

記事 Li Cong

"Parrot Cup" アコーデオン大会が Tianjing にて開催された。主催は、Tianjing 音楽学校で, Tianjing 楽器工場の支援も受けた。3日にわたった大会には、各レベルのアコーデオン演奏者が参加した。

Tianjing 音楽学校からのアコーデオン奏者は、皆、ベイジン国際アコーデオン祭でも発表しており、今大会では、上位の賞を奪った。Tianjing 音楽学校側は、生徒が、海外での経験を経てきて、自信をつけたのだろうと確信している。


新しいサイト
http://www.accordions.com/charlesnunzio 米国ニュージャージー在の、アコーデオン卸店、修理屋で、作曲家でもある。

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