Accordions WorldwideThe Squeeze

98年6月26日
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Editors note:

たまに、人から「アコーデオンの独自性」を聞かれるが、どうして他の楽器より魅力があるかというと、僕の答えは、2つ。一つは蛇腹で、音の表現を無限に提供してくれるから。2つめはベース音階(どちらの型を使っても)。他の楽器からアコーデオンに切り替える場合、この2つを習得すれば、あとは簡単になる、と僕は思う。

Wayne Knights
Web製作者

This weeks news:

Sata−Hameアコーデオン公演会・・・フィンランド
Saint Denis アコーデオン公演会・・・フランス
人気トリオがスイスで生演奏
Dresden で第2回タンゴ・フェスト・・・ドイツ
変装 ELVIS PRESLEY が AAA 競技会に現れる・・・米国
Carmelo Pino がイタリアで映画撮影
アイルランドからのゲスト・アコーデオン奏者
HUKA ロッジでのコンサート・・・ニュージーランド
Nupur アコーデオン公演会・・・アイスランド
Free Reed(舌なし)楽器の論文発表・・・米国
東京アコーデオン・コンサート・・・日本
ZHENGZHOU でアコーデオン展示会・・・中国
亡きアコーデオン奏者 JIM SCOTT への御悔み・・・スコットランド
NOTON が中国で演奏ツアー
オランダ・アコーデオン・オーケストラの公演会
130周年記念公演会・・・ユークレーン
フランス祭・・・米国
アコーデオン・ショー・ケース・・・米国
Chengdu アコーデオン学校のコンサート・・・中国
アコーデオン作曲家と演奏家の競技大会・・・イタリア
アコーデオン奏者/作曲家が現代音楽の雑誌に載る・・・米国


Sata−Hameアコーデオン公演会・・・フィンランド

記事 Kimmo Mattila

Sata−Hameアコーデオン公演会は、6月29日から7月5日までの開催予定で、フィンランドでは最大の規模となりそうだ。1972年に始まったこの公演会では、国際色の高い独奏者、バンドグループ、オーケストラそれぞれが、幅広いスタイルの音楽演奏で、1週間のうちに50の公演を繰り広げてくれる。祭典の芸術監督は、Kimmo Mattilaである。

詳しくは emailで: kimmo.mattila@sci.fi


SAINT DENIS アコーデオン公演会・・・フランス

記事 Frederic Deschamps

Saint Denis アコーデオン公演会は、6月12日から21日まで、パリ領域の Saint Dennisで行われた。牧歌調の曲や、タンゴ、ケルト調リズムの曲や、ジャズにいたるまで、幅広いアコーデオン音楽が楽しめた。演奏者には、Frederic Guerouetと生徒達の組、Daniel Colinオーケストラと独奏者Arrnand Lassagne、Louis Ledrich,Jean−Marc Torchy, Emile Decotti の組、 Ronan Robertトリオ組、 Yann−Fanch Perrochesトリオ組、Juan Jose Mosaliniオーケストラ団、 Daniel Colinのジャズ四重奏団、 Bolovaris Tibownトリオ組、 Gian Luigi Trovesi(アコーデオン)とGianno Coscia(アコ &クラリネット)の二重奏組、 Marcel Azzolaと Lina Bossati(アコ &ピアノ)の組などが見られた。

6月21日には、人気のある舞踊会が、Michel Pruvotと彼のダンス・オーケストラ団によって、音楽祭の幕締めとして催された。


人気トリオがスイスで生演奏

記事 Jean-Claude Pouly

Schwyzeroergeli トリオが、ズーリックの Rietberg レストランで、6月11日に演奏をした。この3人組は、Iwan Meier (アコーデオン、バイオリン、schwyzeroergeli )と、Seebi Schmidig (アコーデオン、schwyzeroergeli)と、Mark Schuler(コントラベース)各位で、 "Central Switzerland" 調の曲や、人気のある他の曲を交えて生演奏した。21日にも、ズーリックのレストラン "Alte Post"にお目見えする。


DRESDEN で第2回タンゴ・フェスト・・・ドイツ

記事 Andrea Rautenberg

Dresden で開催された第2回 Tangofest は、大成功に終わった。6月19日から21日まで、"Gare de la Lune"開場は、タンゴのファンでにぎわい、"El Arranque" (アージェンティーナ), "Tango Andorinha" (ドレスデン)、 "Cuarteto Almagro" (アージェンティーナ)による演奏を楽しんだ。

ブエノスアイレスからのタンゴ・バンド グループ "El Arranque" は、3年前、バンドネオン2人、バイオリン2人、コントラベース、ギター、ピアノのメンバーで形成された。バンド独特の演奏形態と歌手 Marcello の歌で、ダンス・フロアーを独占、満喫した。バンドネオンの Camilo と Jorge は、地元の音楽学校"Escuela de Musica Popular" の出身でもある。

同バンドの初のヨーロッパ訪問ともなり、タンゴ・フェストが終わった後でベルリンへ足を伸ばし、6月25、26日に、2つの公演を計画している。その後、イタリアの Bologna で開かれる「Bologna 夏の祭典」にも参加する。7月8日から15日までの間、バンドは、イタリアでの公演日程、行事参加等を検討中である。情報、提案を Esteban Moreno: emoreno@tin.itへ送信していただけると幸いである。

バンド活動、又は、新 CD "El Arranque" についての詳細は、email で: elarranque@hotmail.com


変装 ELVIS PRESLEY が AAA 競技会に現れる・・・米国

記事 Faithe Deffner, American Accordionists' Associationの会長

アコーデオン奏者で俳優の Ray Rue が、 New Orleans で Elvis Presley のコスチュームをまとい変身し、アコーデオンを弾こうと企てている。ドラムとベースを率いたこのコンボは、7月9日の、アメリカ・アコーデオン奏者協会 の主催する "Battle of the Bands"の競技で、優勝金1千ドルをねらっている。この New Orleans ショーは、"Cabaret Night" とも称され、Radisson ホテル(New Orleans)の舞踊ホールで行われる。

チケットの詳細については電話で: + 1 516 746-3100.


CARMELO PINO がイタリアで映画撮影

記事 Faithe Deffner, American Accordionists' Associationの会長

著名なアメリカのアコーデオン奏者 Carmelo Pino が、彼の音楽の起点地であるベニスに飛び、イタリアの映画でアコーデオン奏者としての演出撮影をする。息子役の若者と一緒にアコーデオンを弾く場面があり、この映画で、アコーデオンを弾く楽しみだけならず、世代をとうして引き継いでいく楽器の持つ意味をも叙述してくれる


アイルランドからのゲスト・アコーデオン奏者

記事 David Batty

アコーデオン奏者 Seamus Shannon は、6月17日に、イギリス Lancashire で開かれた Wyre アコーデオンクラブに、芸術家ゲストとして招待され、質の高い演奏だけならず、ユーモアや、聴衆とのふれあいをも演じた。演奏には、軽快なジッグ(4分の3拍子のダンス)や、リール(スコットランド高地の舞踊曲)の一部があったり、彼の新 CD 「Cossackoff Medley」, 「Whistling Rufus」, 「The Beer BarrelPolka」, 「My Old Melodeon」、「Johnny Brown」からの曲も披露した。 Seamus は、Foster&Allen の曲を Tony Allen と書いたり、CD制作役員としても活躍している。

うわさによると、Seamus は、Coronation Street(テレビ番組)でバーの女の子の結婚式披露宴の演奏をするとのこと!


HUKA ロッジでのコンサート・・・ニュージーランド

記事 Wayne Knights

Huka Lodgeニュージーランドで名高い「タウポ」湖畔にある Huka ロッジは、世界でも指折りな、プライベート・リゾート地であり、有名人もよく訪れる。オークランド・フィルハーモニア楽団の主催で、毎年、オーケストラからの演奏家を招待し、公演会を催している。今年は、アコーデオン奏者のTatiana Lanchtchikova と、夫の Evgueni (ダブルベース)、並びに、バイオリン奏者で、オーケストラのコンサートマスターである Marselle Malette 各位が、1時間にわたるプログラムを演じ、聴衆を楽しませた。「バイオリンに込めたロマンス」と題し、Bach, Paradise, Massnett, Rachmaninov, Kreissler, Romani, Dinicu-Heifitz, Monti, Gershwin などによる作曲曲を披露した。他の部屋で大歓声を耳にしていた客も、会場によせ集まり、音楽に合わせて踊るものも見られた。


NUPUR アコーデオン公演会・・・アイスランド

記事 Ingi Karlsson

Nupur アコーデオン公演会が、アイスランドで6月19日から21日まであった。気さくな“寄り合い"と、独奏、グループ演奏、夕食、夜のご楽などの催しと、新、中古のアコーデオン売買もあった。ゲストとして、 Baldur, Villi, Oli Kitt, Magnus Reynir、 Gunnar Holm (ジャズバンド), デンマーク独唱シンガー、 Jens Olesen各位が招かれた。


FREE REED(舌なし)楽器の論文発表・・・米国

記事 The Classical Free-reed

Coe 大学物理学部の James Cottingham は、free reed(舌なし)楽器についての論文2点を、6月の音響聴覚学会議で発表した。 「舌なし弁の空気の流れについての実験調査と論理」という題で、6月23日、シアトルで開かれた、International Congress on Acoustics(音響学国際会議) と the Acoustical Society of America(アメリカ聴覚協会)との合同会議に提出された。舌なし弁の物理が内容の焦点になっている。

"khaen の音響" の論文は、6月28日の、International Symposium on Musical Acoustics (ISMA 98) で発表される。会場は、Leavenworth に近い Sleeping Lady コンフェレンス・センター(Cascades、WA)である。この論文は、同大学の生徒 Casey Fetzer と共同研究である。


東京アコーデオン・コンサート・・・日本

記事 加藤徹 氏による

7月17日に、石川歳江さんのアコーデオン・イブニング・コンサートが、東京都八王子市の南大沢公民館で、よる7時から開催される。入場は無料。 詳しくは email で 新名氏まで: izshinmi@fa2.so-net.ne.jp


ZHENGZHOU でアコーデオン展示会・・・中国

記事 Wu Jie

6月25日から、Tianjing 音楽会社の主催でアコーデオン展示会が、Henan 県 Zhengzhou 市で始まった。同社の制作したアコーデオン各種が並んでいる。アコーデオン奏者、教師陣などの客層が見込まれ、新製品や他の賞品も観覧できるようになっている。


亡きアコーデオン奏者 JIM SCOTT への御悔み・・・スコットランド

記事 Iain Grogan

Jim Scottアコーデオン奏者 Jim Scott が、Crossford(スコットランド)の自宅で、先月、急に亡くなられた。Jim は、7歳でアコーデオンを弾きはじめ、世界でも名の知れたスコティッシュ田園ダンスの演奏家であった。最初は、アコーデオンを Jimmy Scott から買い受け、徐々に独自のバンド「Blue Bonnets」を形成し、 Blue Bonnets Scottish Country Dance Band と発展させた。 Dundee、Angus 地方で活発な演奏活動をし、49年には、BBCで報道されるまでに至った。

Jim が、ドイツ空軍(Royal Air Force)に勤務していた頃、上官が、軍のラジオ放送で定期的な音楽放送が流せるよう、Jimに、家からアコーデオンを持ってくるよう命令した、こともあった。後に市民生活に戻った際、Blue Bonnets バンドを再形成し、BBCでの定期演奏の傍ら、国内を巡演してまわった。


NOTON が中国で演奏ツアー

記事 Holda Paoletti-KamplJean-Louis Noton

Jean-Louis Noton が、8月9日から23日まで、中国で巡演コンサートをする。会場は、北京の Exposition Palace、Tianjin, Tangshan, Shijiazhuang 各地と、演奏と講習会を Haerbin で催す。

詳しくは Future Eventsをご参照ください。


オランダ・アコーデオン・オーケストラの公演会

記事 Serge Latychev

6月29日に、オランダのアコーデオン・オーケストラ団 "Alphen opus 2" が、フィンランドの Ikaalinen で開かれる Sata Hame アコーデオン公演会へと旅立つ。これに先立つ6月21日には、Haarlem で発行した新CD(6月5日)の発表コンサートを開いた。演奏曲には、Collection (Henk op't Ende作), Boardwalk (Ad Wammes作), Four Moods (Jack Kat作), Suite Gothique (Leon Boellmann作), Russian and Trepak (Anton Rubinshtein作)、 Heksencapriolen (Lorre Lynn Trytten作)があった。

CDに関する詳細は、email で: jarmarka@wxs.nl


130周年記念公演会・・・ユークレーン

記事 Vladimir Besfamilnov

Glier Kiev 音楽大学の130周年記念コンサートが、ユークレーン国立フィルハーモニア団の手で、Kolonni ホールにて行われた。数多くの独奏や、アンサンブル演奏の中には、Nikolay Rizol 教授や, バヤン演奏家からなる Kiev 四重奏団のメンバーも見られた。同教授は、アンサンブル演奏者によって使われた歴史高いボタンアコーデオンを、大学へ寄付した。


フランス祭・・・米国

記事 Christine Adams

毎年恒例の第11回フランス祭は、7月11、12日に、カリフォルニア州サンタ・バーバラの Oak Park で催される。西アメリカではもっとも規模の大きいフランス記念祭で、一つのステージは、アコーデオンのみで占められ、他のステージでもアコーデオン奏者にスポットライトが当てられること頻繁である。祭典には、フランス料理、ビール、ワイン、シャンペーンの特集はもちろん、3ステージにわたり、40以上の演出がある。アコーデオン奏者は、群衆の中を演奏して歩いたりもする。

ゲストに、Jacques Beaumont et les Accordeonaires, Michael Gutin, Johnny La Padula Largo、 Bret Larson 各位が登場する。入場は無量で、2万人の観客を見込んでいる。詳しくは email でどうぞ: info@frenchfestival.com.


アコーデオン・ショー・ケース・・・米国

記事 Sam Gentry

第3回 Coast Accordion Network Rendezvous (3CAN) は、毎月第3水曜日に、テキサス州 Austin にある Highlife Cafeで、アコーデオン・ショー・ケースを公開している。

7月2日には、Pete Nalda と Rumbullion による "Euro-Lounge-フォーク-ジャズ"と称する独自演奏が、夜7時半から9時半まであり、アコーデオン、ギター、ダブルベース、バイオリンによる四重奏が聴ける。

詳しくは電話で: + 1 512 892-3511


CHENGDU アコーデオン学校のコンサート・・・中国

記事 Wu Jie

6月24日に、Chengdu アコーデオン学校の主催による公演会が、Sichuan 大学(Chengdu)で開かれた。9歳から19歳にいたるアコーデオン学校の生徒80人が参加した。教師陣 Xu Wei, Zhao Jun, Li Yamei、 Li Lin 各位も、生徒に混じって演奏をした。

会場満員の5千人の聴衆は、中国風や、軽快な音楽を楽しんだ。


アコーデオン作曲家と演奏家の競技大会・・・イタリア

記事 Roberto De Simone

第6回 "Tommaso Coccione" 大会が、9月19日に、Poggiofiorito で開催予定されており、作曲家と演奏家の競技大会として面白い。優勝者には、金属板の名誉賞たてと、賞金百万イタリアリラが授与される。作曲部門で選抜された曲は、"Primo Tema" に出版公開され、翌年の演奏部門の試験曲として使われることになる。


アコーデオン奏者/作曲家が現代音楽の雑誌に載る・・・米国

記事 The Classical Free-reed

アコーデオン奏者で作曲家の Guy Klucevsek が、現代音楽を支援する雑誌 "New Music Connoiseur" の98年春の発行版に載った。Margaret Leng Tan が、ニューヨークの Merkin コンサート・ホールで、2月5日に行った公演を取り上げた記事で、同雑誌 NMC の編集者 Gene Pritsker は、"Guy Klucevsek の作曲した「Sweet Chinoiserie(かわいいシナ)」は、おもちゃのピアノやトイ楽器用に書かれたものだ。Tan 女史は、ひざまずいて、おもちゃピアノを弾き、おもちゃのアコーデオンを肩にかけて、おもちゃ楽器大軍に埋まっていた。この曲は、リズム感のある、低俗な喜劇としか思えない。"と書いた。


Email of the week

題目: 店頭と配給業者のリスト

貴社の上記の覧でちょっと気が付いたことだが、アイルランドで最大の配給業者である Gortin Music Wholesale と、店頭の ONeill's of Gortin などが一覧に載っていません。賞品の詳細も、サイトからでも得られます。一方、貴社のリストに載っている業者のいくつかは、とても小企業のところがあります。

ひとまずペンを執りました。

John P. O'Neill より

John くんへ

ご忠告、大変ありがとうございました。早速、Gortin のサイトを参照し、弊社のデーターベースに入れました。店頭名や配給業者のリストに関しては、アコーデオン奏者仲間や、団体から提出された内容を信頼して載せてあります。

敬具

Wayne Knights
Web製作者
Accordions Worldwide
http://www.accordions.com



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