Accordions Worldwide The Squeeze

98年6月12日
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Editors note:

1週間、ニュージーランド North Island の南方地域をまわり、戻ってきたところです。めったにアコーデオンなど耳にしないような小さな町で、演奏してきました。アコーデオン公演会を聞くのに、遠くから集まってくれた田舎の人たちの心に触れました。程よい聴衆の数で、万事無事に済みました。アコーデオンの宣伝と推進運動にもなったかな。今後も、頻繁にこの種の出張を設ける話も出ています。僕も、アコーデオン奏者の方々に、思いっきり楽しみながら、楽器の推進活動に励んでくれることをお勧めします。

この場を借りて、当社のイタリアの主任であるHolda Paoletti-Kamplさんに、きょう6月12日金曜日、「お誕生日おめでとう」を言わせて下さい。

Wayne Knights
Web製作者

This weeks news:

オーケストラがバレー舞踊団と合同ステージ・・・ブラジル
Witney でコンセルティーナの活躍・・・英国
Emanuele Rastelli のコンサート・・・イタリア
"スーパー・アコーデオン・コンサート"・・・日本
Vayrynen がタンゴの歴史を録音・・・フィンランド
Berlin でタンゴ舞踊会・・・ドイツ
第8回 Cotati アコーデオン公演会・・・米国
第9回 Eurovision グランプリ・・・オーストリア
Chamame 音楽コンサート・・・フランス
小学校の演奏会・・・中国
大成功の Piazzolla コンサート・・・米国
第6回イタリア電子音楽大会・・・イタリア
演奏形式の最終試験・・・ユークレーン
Coba のコンサート巡り・・・日本
TDA と Brave Combo の合同演奏・・・米国
毎晩の生演奏・・・中国
Leyland アコーデオンクラブのチャリティー演奏・・・英国
Celtic Festival - USA
ニュージーランドを巡る色とりどりのアコーデオン公演


オーケストラが、バレー舞踊団と合同ステージ・・・ブラジル

記事 Winfried Haushalter Cologne Accordion Orchesstra

99年の7月に、第一 Cologne アコーデオン・オーケストラ (ドイツ) は、"Kimberley International Old Time Accordion Championships"の25周年記念に参加するため、カナダへ出張する予定になっている。

去年は、同オーケストラ団は、ブラジル領事館の招待で、35人の演奏者が、ブラジルのリオデジャネイロ、Niteroi, Aracaju 、 Porto do Mato を周った。83歳のHeinz Gengler の執る指揮で、8つの公演会を開いた。特別指揮者に、Bernd Maltry も招かれていた。バロック音楽から現代音楽にいたるまで、幅広い演奏があり、Die Zauberfloete (Mozart作), Kaiserwalzer (Strauss作), Pomp and Circumstance (Elgar作)や、 Big Band のヒット曲などで、聴衆を酔わせた。Aracaju 市では、ブラジルのバレー舞踊団との合同ステージとなり、1800人の喝采をあびた。


WITNEY でコンセルティーナの活躍・・・英国

記事 Jenny Cox

二日間音楽講習会 "Concertinas at Witney" が、98年9月26,27日に、オクスフォードシャイアーWitney 市の Henry Box 学校で開かれることになった。コンセルティーナ奏者で、イギリス調、アングロ調音楽か、2重奏演奏に、ある程度の経験のあるものなら誰でも参加できる。指導者には、Alistair Anderson, Vic Gammon, Tim Laycock, Harry Scurfield, Dave Townsend 、 Jenny Cox 各位が予定されている。

Witney 市周辺のパブで、講習会運営者による気さくな演奏のデモンストレーションや、コンセルティーナの修理、「売ります、買います」も紹介している。

詳しくは email で Jenny Cox まで: Peter.Cox@bris.ac.uk


EMANUELE RASTELLI Iのコンサート・・・イタリア

記事 Sandro Zelari.

94年度 Trophee Mondiale のチャンピオン、96年度 Citta di Castelfidardo のチャンピオン保持者であるEmanuele Rastelliが、2つのアコーデオン公演会を、6月28、29の両日に、イタリア Isola d'Elba 地方の Capoliveri 市にある Mola 劇場で開く予定である。 Piazzolla, Rastelli, Migliavacca, Giraud, Jobim 、 Youmans による作曲曲を、プログラムに組んでいる。両公演会とも、開会は夜10時である。

詳しくは email で: Zelari@elbacom.it


スーパー・アコーデオン・コンサート・・・日本

記事 加藤徹 氏

7月は、連続のアコーデオン公演会が予定されている。12日、午後5時から、東京の文化村オーチャード・ホールで一つ。翌日13日、よる7時から、横浜みなと未来ホールで一つ。

演奏者は、フランスのアコーデオン奏者 Marcel Azzola, Raul Barboza, Frederic Guerouet, Valerie Guerouet、 Denis Tuveri 各位が勢揃いする。 詳しくは電話で : + 81 3 3461-9918


VAYRYNEN がタンゴの歴史を録音・・・フィンランド

記事 Kevin Friedrich Mika Vayrynen

フィンランドのアコーデオン奏者 Mika Vayrynen は、ナショナル・ラジオ局と、ギター奏者 Marko Kampman とともに、"Piazzolla のタンゴ音楽の歴史"の録音に取り組んでいる。 他にも、Mika は、Kuopio 国際ダンス演奏会の開会コンサートに向けて、Kuopio シンフォニー・オーケストラと、Piazzolla 作曲の Tres Tangos や、コンチェルトの "Aconcagua" の演奏準備も進めている。 コンサート、シンフォニーオーケストラなどの多忙な日程の上に、マスタークラスも行い、なおも、来年の2月には、3枚の新 CD を発行することを計画している!


BERLIN でタンゴ舞踊会・・・ドイツ

記事 Andrea Rautenberg

タンゴ四重奏団 "Tango Real Quartet"は、Paul Raackow(バンドネオン), Matthias Leupold (バイオリン), Robert Schmidt (ダブルベース)、 Peter Blazeowsky (ピアノ)のメンバーからなり、6月6日に、ベルリンの BKA 劇場で開かれた、タンゴ舞踊会の演奏をした。国際的にも名の知れた、このベルリン出身の四重奏団は、Carlos Cardel 作のクラシックなタンゴ曲と、Astor Piazzolla 作の "Tango Nuevo"曲などを披露した。"Tango Real" は、歌手 Pablo Banchero と、バンドネオン奏者Nestor Marconi との共演もしたことがある。


第8回 COTATI アコーデオン公演会・・・米国

記事 Clifton Buck-Kauffman

第8回 Cotati アコーデオン公演会は、8月29,30日に、カリフォルニア州 Cotati 市の La Plaza Park で開かれる。今年は、クラシック、ケイジュン、ジャズ、Tex-Mex, ロシア風、アイリッシュ風、スカンジナビア風と、幅広い演奏が期待できる。公演会を訪れる客も、自分のアコーデオンを持ってくるよう呼びかけられている。 プログラムには、アコーデオン "ジャム" テントや、ポルカダンス、アコーデオン実演講習会、ケイジュン・ダンスパーティー、ならびにコンサートなどが組まれている。ゲストには、アリゾナ・ボタンアコーデオン・バンド, Dick Contino 氏、ならびに Those Darn Accordions(TDA)がお目見えする。

詳しくは emailで: cotatiaf@sonic.net


第9回 EUROVISION グランプリ・・・オーストリア

記事 Dr Herbert Scheibenreif

青年音楽家を対象にした "第9回 Eurovision グランプリ" が、先週、ウィーンであった。審査委員長の Sir Yehudi Menuhin を始め、国際的に名の知れた教師、独奏者が、審査にあったった。各国から集まった18人の競技者の中から、8人が最終演奏会にこぎつけ、European Broadcasting Union (EBU) により、22カ国に放送された。スロベニア出身のアコーデオン奏者 Borut Zagoranski が、"バンドネオンとオーケストラのコンサート" (Piazzolla作)を弾き、栄誉を手にした。


CHAMAME 音楽コンサート・・・フランス

記事 Nini Flores

6月3日、Chamame Argentinian 音楽コンサートが、パリの Espace Herault で開かれた。アコーデオン奏者 Nini Flores が、Rudy (ギター) と Jorge Loiotile (ダブルベース) とで、録音集 "Por Cielos Lejanos"からの作品を披露してくれた。


小学校の演奏会・・・中国

記事 Wu Jie

Chengdu 市にある Hui-Ming 小学校が、6月20日、午後3時より、演奏会を催すことになった。百人以上の生徒が参加し、アコーデオン奏者20人のオーケストラもある。"Our School"や "Happy Families"の曲を弾いてくれる。10歳のアコーデオン奏者 Xiao Gangwill の演奏する "Speeding Train"も多いに期待できる。千人を超える聴衆が予想されている。


大成功の PIAZZOLLA コンサート・・・米国

記事 The Classical Free-reed

6月3日、アコーデオン奏者 Henry Doktorski が、Duquesne 大学に属するシティー・ミュージック・センターの教員団との共演を、ベンシルベニア州 Pittsburgh にある Frick 美術館で行った。 Piazzolla 作の "Adios Nonino"を、アコーデオン、バイオリン二人、ピアノ、コントラベースで弾いてくれた。コンサートは大成功で、6月6日に、Duquesne 大学で、再度共演した。

Henry は、現在、アコーデオンとチャンバーアンサンブルの曲 "Rhapsody in Blue" (Gershwin 作) を、次の CD として録音することに取り組んでいる。


第6回イタリア電子音楽大会・・・イタリア

記事 Holda Paoletti-Kampl

5月29,30日に、Modern Music Research Centre of AscoliPiceno (イタリア) と CDMI が、第6回イタリア電子楽器大会をした。MIDI を使ったアコーデオン、キーボード、ギター、サクソフォン、電子オルガン、音声、混合音楽など、最新技術を取り入れた楽器を推進するのが、大会の目的であった。理事に当たった音楽家は、Ferruccio Premici (コンサート演出家、作曲家、教師) と Emidio Cecchini (名の知れた教師)各位であった。

この祭典の夕べでは、8人の最終競技者による演奏と、音楽家 Maria Grazia Ferretti, Roberto Brucchi、 Francesco Ghezziによるコンサート、そして最後に表彰式が行われた。今年の優勝は、MIDI を使ったアコーデオン奏者で、審査員、聴衆の目を奪った。"Citta di Ascoli Piceno" 賞のトロフィーは、Renzo Ruggieri の生徒である Osvaldo Guarnieri の手に渡った。Renzo Ruggieri自身も、最多数の優勝生徒を育てた教師として、賞された。


演奏形式の最終試験・・・ユークレーン

記事 Vladimir Besfamilnov

Ukraine National Music Academy では、6月5日から7日まで、演奏形式の最終試験があった。生徒は、Bach, Mozart, Scarlatti, Romantic や、現代作曲家の書いた作品を組み合わせ、演奏プログラムを作った。


COBA のコンサート巡り・・・日本

Coba こと 小林靖宏さんが、6月公演日本巡りの一環として、6月6日に、赤坂 Blitz でコンサートを開いた。Coba は、「この一夜だけの魔法にかかる」ようにと、それぞれの会場での演奏プログラムをちがくしている。6月17日には松山市民会館ホールで、又、19日には岡山市民会館で、公演が続いている。

Asia Intelligence Wire 新聞では、Coba と、コンサート巡りを特別報道し、「Coba は、先端を行くアコーデオン演奏者であり、作曲家である、プロデューサーである。伝統的な楽器を、現代音楽に、彼の独自の方法で取り入れ手織り、ヨーロッパの若者を引き込んでいる。」と書いた。

82年に録音した LP アルバム "The Miracle Accordion"を、同題名の復刻版 CDにして、5月に出した。新しい2枚のCD"Conscious Posi" と "Conscious Nega"は、4月に発行されている。


TDA と BRAVE COMBO の合同演奏・・・米国

記事 Paul Rogers

6月18日、夜8時に、"Brave Combo" がサンフランシスコで演奏する際、"Those Darn Accordions (TDA)" も、The Great American Music Hall で、合同演奏することになった。TDA は、他にも、サンタ・バーバラで、初めての「The Live Oak Music Fest」公演会を、6月21日午後1時から開くことになっている。


毎晩の生演奏・・・中国

記事 Wu Jie

アコーデオン奏者 Nao Tiao 氏は、6月18日から毎晩、Lanzhou 市にあるバーで、2時間生演奏をすることになった。軽いクラシック音楽を取り混ぜて披露してくれる。Nao Tiao 氏は、「アコーデオン音楽にあまり知識を持たない人にも耳を傾けてもらえる、よい機会となる。」という。


LEYLAND アコーデオンクラブのチャリティー演奏・・・英国

記事 David Batty

Leyland アコーデオン・クラブが、Brittle Bones Society の資金集めのための、チャリティー 演奏を、ランカシャイアー Longridge にある St Wilfreds クラブで提供した。

クラブ会長の David Batty は、演出司会をする傍ら、Tom Bennett, George Hicks, Walter Perrie, Rebecca Postlewhite, Leoand Les Thurston, ならびに Jay & Jeff Ward とともに演奏もした。3時間にわたって、アコーデオン独奏、二重奏ををし、208.62ポンドを集め、Brittle Bones Society に寄付した。同 Society の創立者は、この催しに出席するため、スコットランドから出向いた。


CELTIC 公演会・・・米国

記事 Jean Hayes

6月13日, "Celtic Festival in Clover" が、サウス・キャロライナ の Clover で、 Larne Harbour アコーデオン・バンドをアイルランドから迎えて開催される。この公演会は、6月12日から14日まで催されている 「Feis Chlobhair 1998」の一環であり、クラリネット、パイプバンド、Ceilidh などがお目見えする。

The Century 新聞 (Belfast) が Larne Harbour アコーデオンバンドを特報した記事によると、この Clover 公演会は、バンドの50周年記念ともなる演奏だそうだ。

詳しくは電話で: + 1 803 222-3312


ニュージーランドを巡る色とりどりのアコーデオン公演

記事 Lionel Reekie

ニュージーランドの町 Masterton と Hawera に集まった聴衆は、6月3日から5日まで、オーストラリア・ニュージーランドで指折りのアコーデオン奏者による演奏を、心行くまで楽しんだ。

国際エンターテイナーである Maurice Jonesが、MIDI 音響アコーデオンで Dancing Queen (Abba) と 12th Street Rag を独奏し、開会の幕を開けた。1998年度 南太平洋地域アコーデオン・チャンピオンである Bernadette Conlon (オーストラリア)も、有名クラシックやコンサート曲を独自編曲し、聞くものを圧倒させた。続いて、オークランドの四重奏団 SCWALT が、ひとまとめにした Baroque や、伝統的なアコーデオン作品などを演奏した。

Lionel Reekie は、アコーデオンと歌で開場を盛り上げた。Masterton でのゲストは、 Rebekah Grieg (NZ チャンピオン 2回受賞) と Paula Harris (98年度 NZ チャンピオン), 両者とも Wellington から駆けつけてくれた。 Hawera では、地元のアコーデオン・グループ "Eldorado" や、Rhonda Morrison (NZ オープン独奏チャンピオン)の演奏を楽しんだ。


Email of the week

Wayne さんへ

つい最近、ワシントンD.C. にある米国国会図書館を訪れた際、古い Accordion World Magazines (1936-1938年版) を参照できた。即座に気が付いた、古い Accordion World Magazine と、最新情報を提供する Accordions Worldwide との類似点は:

両誌とも、アコーデオン奏者同士のコミュニケーションに役立ち、現在起こっている情報を伝達する手段である/あったこと。

しかし、Accordions Worldwide には、個人、団体名のリストが無料で一覧できたりし、提供されているサービスは、Accordion World Magazine をはるかに上回っている。

こんな偉大なサイトに、ただのファンとして意見するのは大それていますが、アコーデオンファン、全員に、Accordions Worldwide を読むことを勧めます。僕も、数ヶ月前、The Classical Free-Reed, Inc.社のページから、貴社のサイトに、4個所のリンクづけを入れました。おしゃべりに終わらせるのはもったいないと思って。

敬具

Henry Doktorski より

Henry さんへ,

励ましの言葉をありがとう。アコーデオン奏者を集め、僕らの楽器をもっと広めるために、できるだけのサービスを提供するのが、弊社の仕事です。がんばります。

Wayne Knights
Web製作者
Accordions Worldwide
http://www.accordions.com



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